1997-09-03 第140回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
それに対して、小澤普照林野庁長官は、「林野庁といたしましては、総務庁の行政監察に基づく勧告を考慮しながら、また林政審議会の中間報告の趣旨に即しまして、国有林野事業の経営改善のための具体策を目下鋭意検討を進めている」と言って、出てきたのがこの第四次計画なんです。林政審議会の中間報告もあるいは総務庁のいろんな意見も全く無視して、同じように従前と同じ計画をつくっている。
それに対して、小澤普照林野庁長官は、「林野庁といたしましては、総務庁の行政監察に基づく勧告を考慮しながら、また林政審議会の中間報告の趣旨に即しまして、国有林野事業の経営改善のための具体策を目下鋭意検討を進めている」と言って、出てきたのがこの第四次計画なんです。林政審議会の中間報告もあるいは総務庁のいろんな意見も全く無視して、同じように従前と同じ計画をつくっている。
○政府委員(小澤普照君) 私も当時の議事録を見させていただいたわけでございますけれども、岡部岩雄氏から雫石営林署長あてに出したと言われます山林境界立ち会い確認願につきましては、林野庁といたしましては、当時の答弁によりますと、「当時の件名簿を公式に調べてみましたけれども、件名簿の中のどこにも載っておりませんので、どうも、正式には役所で受けつけていないのではないかというふうに考えられます。」
○政府委員(小澤普照君) 平成三年二月の、今先生おっしゃっていますのは準備書面との関連で言われているというように思いますけれども、この御指摘の損害賠償請求事件に係る国側の準備書面は、岡部氏の要請に対し対応しなかったという事実を認めたものでございまして、受理したというふうに認めたものではございません。
○政府委員(小澤普照君) 先ほど御答弁をさせていただいているわけでございますけれども、この本件確認願なるものが営林署側の件名簿に登載されていないことは事実でございます。
○政府委員(小澤普照君) 森林の整備の方向につきましては、先生もただいま御指摘されましたけれども、森林の災害に対する機能の向上を図りますと同時に、現今、森林に対する国民の要請、期待が非常に高まっておりまして、多様な要請があるわけでございます。
○政府委員(小澤普照君) 治山事業につきましては、山腹崩壊地等の荒廃地等につきましては戦後最大の日雨量四百ミリメートル相当の降雨による荒廃の防止ということで目標を設定しており、また、海岸砂地、水源地域の荒廃森林等につきましてはそれぞれ造成整備を図ることを当面の目標としておりまして、第八次治山五カ年計画におきましては投資総額が二兆七千六百億円でございますが、整備率で申し上げれば平成三年度の三八%から四五
○政府委員(小澤普照君) 保安林以外の森林につきましては、森林法におきまして開発行為につきましての許可制度を運用しているわけでございます。
○政府委員(小澤普照君) 大臣の前に若干答えさせていただきたいのでございます。 これは、経常事業につきましても、当面新たな借入金を要するということは確かにございますけれども、これはあくまで事業経営の立場から施設投資型のものとして借り入れるということでございます。しかし同時に、先ほども申し上げましたように、一般会計からの繰り入れも造林・林道等につきましては行うということでございます。
○政府委員(小澤普照君) はい。 そこで、造林・林道と民有林助成との均衡ということでございますが、これにつきましては二十四億円増で百六十三億円、一一七%。それから累積債務につきましては一二九%ということでございます。 この点につきまして、一遍で解決は確かに図れないわけでございますけれども、今後も努力を続けまして国有林の経営の健全化に努めてまいりたいと考えておるところでございます。
○政府委員(小澤普照君) 国有林の立て直しにつきましては、昨年法律の御審議もいただき、その後昨年の七月に新しい改善計画も立てまして、その経営の健全化に努めているところでございますが、この際、自主的な改善努力とともに、一般会計からの繰り入れ等、所要の財源措置を講じていくということでございます。
○政府委員(小澤普照君) 流域の林業の活性化ということが大変重要でございますので、民有林、国有林通しまして、川上、川下一体となりました森林の整備、それから林業生産活動の活性化を図る。
○政府委員(小澤普照君) 各流域いろいろ条件が異なりますので、必ずしも私ども画一的にやるというよりは地域特性を生かして活性化を進めていただきたいというように考えておりますが、この場合に地域の林業の抱える問題でございますとか、また取り組み体制等差異もございますから、協議会の設置状況なりあるいは構成メンバーというようなものでは流域ごとにある程度の差があるということであろうかと考えておるわけでございます。
○政府委員(小澤普照君) 協議会ができ、その推進体制に入っているところが百五十八のうち三十二あるというふうに申し上げました。なお、残りの流域につきましても、速やかに協議会を開き推進化を具体的に取り組むように指導いたしているところであります。
○政府委員(小澤普照君) お答えいたします。 昨年秋の台風十九号等によりまして、広範囲に風倒木が発生しておるわけでございます。 その後、風倒木の搬出処理を急ぎますとともに、治山関係あるいは林道関係の復旧もあわせて実施をしておりますけれども、最近になりまして特に私ども気遣っておりますのは、今後また梅雨期を迎えるというようなこともございますので、二次災害の防止を十分にしていかなければならない。
○政府委員(小澤普照君) そのとおりでございます。それを基本といたしたいということでございます。
○政府委員(小澤普照君) 人体に対する影響調査そのものでは実施しておりません。
○政府委員(小澤普照君) ございません。
○政府委員(小澤普照君) お答え申し上げます。 最初に風倒木の処理状況でございますけれども、今次台風によりまして大変大量な被害木が出ておるわけでございます。この迅速な処理を行う必要がございまして、このために幾つかの措置を講じたいと考えております。
○説明員(小澤普照君) 今般の営林署の統合改組につきましては、労使間でも十分な意思疎通を行って取り組みたいというふうに私どもは考えておりますし、また地域につきましては、営林署が今まで地域に果たしてまいりました役割ということも十分考えまして地域の実情を把握し、また地元の意見も聞きまして常日ごろから事業の運営にも当たっているところでございます。
○説明員(小澤普照君) 基本的な考え方でございますけれども、この方針につきましては、昨年十二月に閣議了解されております国有林野事業経営改善大綱というのがございますが、これに則して策定をいたしましたどころの国有林野事業の改善に関する計画に基づきまして実施してまいりたいわけでございます。
○説明員(小澤普照君) 営林署の統合改組につきましては、先生今お尋ねのように、国有林野事業の改善に関する計画に基づきまして着実に実行してまいりたいと考えております。 そこで、平成三年度の計画でございますけれども、国有林野機能類型の区分をやっておりますが、これに応じました管理経営をしていきたい、森林の流域管理の推進をしなければいけないということでございます。
○政府委員(小澤普照君) これは私どもの方の治山工事等でもやっていることでございますが、命綱をつけるとか必要な措置を講じてやるというように私ども認識しているところでございます。
○政府委員(小澤普照君) 平成四年度の一般会計関係の要求額でございますけれども、国有林に対する繰り入れの総額は、生活関連重点化枠分も含めまして三百十二億円、対前年比では……
○政府委員(小澤普照君) 二十七億円でございます。
○説明員(小澤普照君) 土石流等の山地災害関連の対策につきましては、私ども林野庁といたしましては治山事業において実施しているところでございまして、特に梅雨期とも絡みまして土石流対策は大変重要な課題であるというように考えております。
○政府委員(小澤普照君) 二百人程度というように聞いております。
○政府委員(小澤普照君) やらせていただきたいと思っております。
○政府委員(小澤普照君) そのとおりでございます。
○政府委員(小澤普照君) 今回法律が改正されますとまたこの問題につきましても労使間での協議、交渉というものが出てまいるというように思いますけれども、私ども基本的な姿勢としては強制にわたることのないようにということで考えているところでございます。
○政府委員(小澤普照君) 課長でございました。
○政府委員(小澤普照君) そのとおりでございます。
○政府委員(小澤普照君) 先生御指摘のように、消費者ニーズに適合した供給を行うということは我々も重要だというように考えておりまして、そのような中で努力をしているわけでございますけれども、一般的に申しますと、国産材の生産者は消費地からは遠く離れたところに居住したり、あるいは経営をやっているということから、みずからが消費者ニーズの把握なりあるいはマーケットの開発を行うことがなかなか難しい状況にございます
○政府委員(小澤普照君) 林野庁関係では、国有林の中での利用ということを考えましていわゆるヒューマン・グリーン・プランという事業を行っておるわけでございますが、これに関係いたします第三セクターは十一社設立されております。
○政府委員(小澤普照君) お答えをいたします。 林業関係も、先生御指摘のように、山林の中で仕事をやっている、しかも非常に天候に左右されるという形態でございまして、労働者の育成、確保なりあるいは労働条件の改善に努めてはおりますが、なかなか苦労している実態は確かにございます。
○政府委員(小澤普照君) お答えいたします。
○政府委員(小澤普照君) 杉の森林というようなことで考えます場合に、花粉の発生対策ということになりますと、着花量につきましては品種とか個体によって差があるということを申し上げましたけれども、そのような観点から見ますと、杉の花粉の少ない品種を育成していくとか、あるいは杉の林内に広葉樹なども混植をいたすというようなやり方もあると思うのでございますが、これにつきましては時間もかかると思います。
○政府委員(小澤普照君) この累積債務の適切な処理というものは極めて重要な事項でございますけれども、このためには今先生もおっしゃいましたように自主的な改善努力で自己資産の処分収入を充てるというようなことはございますが、まず重要なことは、やはり累積債務の処理対策が、これ相当年数もかかるわけでございますけれども、経常事業に影響を及ぼさないようにしていくということがひとつ重要であると我々考えておるわけでございます
○政府委員(小澤普照君) ただいま大臣からも申し上げたことでございますけれども、私どもこの国有林の新しい方向をしっかりさせて経営の改善に努力してまいりたいと思っております。その中で特に国有林が持っております役割でございますが、これは国土の保全でございますとか水資源の涵養でございますとか、特にまた最近は自然の維持でございますとか空間利用という問題も出てきております。
○政府委員(小澤普照君) 先生おっしゃいますように、まさに改善の道を歩むということになりますと、組織機構の簡素化、要員の調整の問題も実はあるわけでございます。
○説明員(小澤普照君) 事業運営経費等に対するお尋ねでございましたので、私の方からこの点に関しましてお答え申し上げます。 先生がおっしゃいますように、国有林の役割は林産物の安定供給あるいは農山村地域の振興でございますとか、これとあわせましてまた国土の保全、水資源の涵養、自然環境の保全等々の役割を果たしてきておるわけでございます。
○説明員(小澤普照君) 昭和六十二年の七月に改善計画を改定いたしております。この改善計画では、平成五年度までに経営改善に必要な基本的条件の整備を図ることといたしておりまして、収支の均衡につきましては平成九年度までに達成することを目標としております。
○説明員(小澤普照君) 六十二年度では、この償還金につきましては利子と元本というものがございますけれども、合わせまして千七百七十九億円になっておりまして、そのうち利子の部分だけで申しますと一千六十一億円でございます。
○説明員(小澤普照君) 利率は実は刻々と変動しておりますので、平均で今までのものをトータルいたしますと六%強になっております。